鼻毛脱毛はやった方がいい?それと危険?あまり知られていない鼻毛脱毛についてのいろいろ

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鼻毛脱毛はやった方がいい?それと危険?

気をつけていても、知らないうちに出てきてしまう鼻毛。たった1本、ほんの数ミリはみ出しているだけでも、完璧なメイクやファッションが台無しになります。しかも、真正面から見ているときは気づかなくても、別の角度から見ると気づく、ということも。

 

顔の中心にあるだけに、目立ってしまうのも困った点です。相手が気づいていても、なかなか教えにくいこともあり、デートの後、家に帰ってふと鏡をみると、鼻毛が出ていることに気づいた、なんて体験をする人も多いでしょう。

 

しかも、調査データによると、「遠目で見てでていると分かっても気にしない」と言う人は15%程度。ほとんどの人が、気になる、と言っている場所なのです。「だったら、いっそ、脱毛してしまおう!」。そう思う人も少なくないはず。簡単に、自分でできる鼻毛脱毛方法も話題になっており、やってみたい!と思う人もいるでしょう。

 

でも、鼻毛脱毛にはリスクが大きいことをご存知ですか? やり方によっては、命に関わることもあるのが鼻毛脱毛。他の部位と比べて、慎重に考えるべき鼻毛脱毛についてご紹介します。

 

鼻毛はなぜ生えるのか?

鼻毛に限らず、体に生えているすべての毛には役割があります。毛が生えている場所は、体の中でも弱い部位。頭髪は落下物などの刺激や日差しから大切な頭部を守るために、眉毛は敏感な目に異物が入らないようにするため、デリケートゾーンの毛でさえ、体の内部に悪い菌が入らないようにするために生えています

 

中でも鼻毛の役割は重要。人間は鼻や口から空気を吸い込みます。鼻から吸い込んだ空気は気管や粘膜などを通って肺へ運ばれます。空気中には、ホコリやウィルス、花粉などさまざまな異物が混じっており、そんな汚れた空気をそのまま吸い込んでしまうのは、とても危険。そこで、鼻毛がフィルターの役割をして、空気中の異物を取り除いてくれるのです。

 

鼻毛が多いほど、その効果は増していくので、実は、鼻毛が多い人は、病気の原因からより強力に守られている、とも言えるのです。鼻の粘膜も肺に入る前に空気中のホコリなどを取り除いてくれます。粘膜が弱くなると鼻血が出やすくなることもあります。鼻の粘膜は湿り気を帯びている状態が正常なのですが、鼻毛がなければ、どんどん乾燥してしまい、その機能が十分に果たせなくなってしまいます。

 

人間の呼吸法には口呼吸と鼻呼吸の二種類がありますが、鼻呼吸のほうがよいとされるのは、鼻毛のフィルター効果のおかげ。口には鼻毛のようなフィルターはないので、喉が乾燥したり、ウィルスなどが肺に入ったりしやすくなってしまいます。口呼吸の人が、鼻呼吸の人に比べて体調を崩しやすいのはそのためです。

 

もう一つ、鼻毛には重要な役割があります。鼻の奥にある嗅覚上皮の粘膜には、嗅毛(きゅうもう)という細かい鼻毛が生えています。嗅毛は、粘膜に溶けた臭いの刺激を脳に送る働きをしているのです。嗅毛がないと臭いを嗅ぎ分けることができなくなってしまいます。臭いは、人間に危険を伝えてくれる重要な要素。そんな臭いがわからなくなってしまうことは、自分を守るための武器を捨ててしまうのと同じです。

 

人間にとって必要だから生えている体毛。その中でも、重要な役割があるのが鼻毛なのです。

 

環境によって鼻毛は生え方が変わる

鼻毛の生え方には、

  • 細い人
  • 太い人
  • 長い人
  • 短い人

と個人差があります。鼻毛が伸びるスピードも人それぞれです。その要因はなんなのでしょうか。

 

要因の1つは年齢。

人間の毛には毛周期と呼ばれるサイクルがあり、毛が成長する時期、成長が弱くなる時期、成長が止まって抜ける時期の3つを一定の期間で回っています。鼻毛の毛周期は、個人差がありますが、1~1.5カ月くらい。ほかの部位より早い毛周期で成長し抜け替わっていきます。

 

この周期は年をとると共に長くなっていくので、年をとると、鼻毛が成長していき、長く太くなってしまうのです。若い時は気にならなかった鼻毛が、年をとるごとに気になってくるのはそのためです。

 

もう1つは環境です。

鼻毛の役割は、ホコリや最近などを取り除くフィルターの役割と、鼻の粘膜の湿り気を保つ役割の2つ。この役割が強く働いていると、鼻毛はもっとがんばろうと、伸びるのが早くなるのです。そのため、エアコンが効いた職場など空気が乾燥する場所や、煙やホコリが多く空気が悪い場所に長くいる人は、鼻毛が太く、長くなりやすいと言われています。

 

例えば、焼き鳥屋さんなど、煙がいつも充満している飲食店や、工事現場などの現場仕事の人は「鼻毛が伸びやすい」と感じる人が多いようです。車の排気ガスなども影響を与えやすく、地方から都会に出てきた人が「空気が悪いのか、鼻毛の伸びが早い気がする」と感じているという体験談もネット上に多くあります。

 

たばこを吸っている人も鼻毛に注意が必要です。たばこの煙は口だけでなく鼻からも吸い込まれるので、体に害のある煙を体内に取り込まないよう、鼻毛の成長速度が増すのです。たばこを吸っている人は、吸っていない人に比べて2倍のスピードで鼻毛が伸びる、とも言われるほどです。

 

鼻毛を伸ばさないようにするためには、鼻毛の役割を考えて環境を整えていくことが重要です。部屋をキレイにして、ホコリやハウスダストが少ない状況にしていくと、少しずつ改善されるでしょう。どうしても空気が汚れた場所に行かなくてはならないなら、マスクなどで鼻を保護すると効果的です。乾燥した場所の長時間いることがないよう、適度な保湿を心がけることも大切。ちょっとした気遣いで、鼻毛の悩みは少しずつ改善されていくはずです。

 

決してムダ毛ではない!

 

人間の体を汚れた空気から守ってくれる鼻毛は、他の部位の毛と異なり、なくてもいいムダ毛、ではありません。それでも、「デートの最中、彼に『鼻毛が出てるから見ておいで』と言われ、恥ずかしくてそのまま帰ってしまい、連絡できなくなった」という失敗談や、「鼻毛が出ているのは許せない」というコメントもあるほど、見つけてしまったら、百年の恋も冷めてしまいそうな飛び出た鼻毛。自分で、またはサロンで脱毛してしまったら、どうなるのでしょうか。

 

一番顕著なのは、鼻水。冬の寒い時期などにただでさえ垂れてくる鼻水ですが、実は、鼻毛がそれを抑える役割を担っているのです。鼻毛がなくなってしまったら、鼻水は常に垂れ流し状態になってしまいます。花粉症にも注意が必要になります。鼻毛がなくなると、ホコリや花粉を除去するものがなくなってしまうので、花粉を吸収しやすくなり、花粉症を発症しやすくなってしまうのです。

 

現在すでに花粉症になっている人も、さらに別の種類の花粉に反応するようになり、春だけでなく、年中花粉症の悩まされることにもなりかねません。「鼻毛を抜いたら、くしゃみが止まらなくなった」という体験談もネット上には多くあがっています。

 

ウィルスや最近が肺や気管に付着してしまうと、呼吸器系の重大な疾患につながる可能性も大きくなります。鼻毛を抜いた毛穴から細菌に感染してしまうと、鼻の中で炎症が起こることもあります。リンパ節が腫れ、高熱が出ることも。ひどくなると、敗血症や腎炎などの思い合併症が起こる事例もあります。

 

鼻毛がなくなることのデメリットは、鼻毛の心配をしなくてよくなるメリットに比べ、はるかに大きなものがあります。恥ずかしいから脱毛、というには、鼻毛の役割は大きく、鼻毛=ムダ毛、とはいえないのです。

 

鼻毛脱毛はサロンやクリニックでも出来る?

鼻毛は大切なのはわかるけれど、やっぱりはみ出しているのは恥ずかしい、と鼻毛カッターで整えている人も多いはず。けれど、鼻毛のこまめなカットは大変です。うっかり忘れてしまうこともあり、顔の脱毛と同時に鼻毛も脱毛したい、と思う人も少なくありません。

 

多くの脱毛サロンやクリニックでは顔脱毛を取り扱っており、一緒に鼻毛も脱毛してもらえそうに思えますが、大手脱毛サロンのほとんどは、鼻毛脱毛を行っていません。

 

その一番大きな理由は、鼻の中がデリケートで傷つけやすいこと。鼻の穴は狭く、暗いもの。そこに器具を挿入するのは、熟練のスタッフでも至難の技。より高い技術が要求される施術になるのです。万が一、鼻の粘膜を傷つけてしまったら、痛いだけでなく、大きな病気の原因にもなりかねないのが鼻。高いリスクを払っての施術には消極的なサロンやクリニックが多いのです。

 

とはいえ、鼻毛脱毛を行っているサロンやクリニックがない、というわけではありません。脱毛を専門に行っているクリニックでは、少数ですが、レーザー脱毛をやっているところもあります。安全性を高めた、刺激が弱いレーザーを使い、施術してくれます。

 

施術は1回あたり10分程度。1回あたりの価格は5,000円~10,000円程度です。

 

脱毛サロンで行われている光脱毛では、デリケートな鼻毛脱毛を行っているところはほとんどありませんが、ワックスを使った鼻毛脱毛を行っているところがいくつかあります。スタッフが鼻の状態をチェックして、適切な量のワックスを鼻内部に塗り、乾いたら剥がして終了、というもの。

 

「他の脱毛に比べて痛みは一瞬。あっという間にツルツルになった!」という体験談もあります。毛根にダメージを与えるのではなく、抜くだけなので、効果は1カ月程度。1回あたりの価格は5,000円程度です。

 

クリニックやサロンでの鼻毛脱毛は、全部ツルツルにしてしまうわけではありません。鼻の入り口のはみ出してしまいそうな場所だけ、施術してくれます。自分では目に見えない場所なので、必要な毛量を確認しながら脱毛してくれる、というメリットが、サロンやクリニックでの鼻毛脱毛にはあると思います。

 

鼻毛脱毛を自分でやる時は十分に気を付けて!

鼻毛がどうしても気になるけれど、近くに鼻毛脱毛をしてくれるサロンやクリニックがない。そんな場合は自分で脱毛する人もいると思います。最近では、gossoなどの鼻毛脱毛専用のブラジリアンワックスがテレビなどでも紹介され、話題になっています。ブラジリアンワックスの原料は天然成分なので肌にも優しく、元はデリケートゾーンの脱毛方法でした。

 

鼻毛専用のブラジリアンワックスは、綿棒のようなものにハチミツのようなワックスを塗り、鼻に入れて、固まったところで一気に棒を抜くことで、ムダ毛を抜きます。ワックスで固まった鼻毛をすべて抜くので、かなりの痛みがあるのですが、ごっそり鼻毛が抜け、鼻の中がツルツルになると、繰り返して脱毛する人も多いようです。

 

ですが、肌へのダメージは毛抜きと変わりません

 

鼻内部の角質組織も剥ぎ取ってしまうので、鼻粘膜のバリア機能や水分が失われてしまいます。炎症を起こし、腫れあがってしまう例もあります。特に、鼻の入り口から1~1.5センチの場所にはキーゼルバッハ部位と呼ばれる静脈が集まった場所があります。この部分の血管はほとんど保護されておらず、少し傷つけただけでもすぐ出血してしまうのです。

 

鼻は脳につながる血管が多く通っている場所でもあります。血管が切れたり、炎症を起こしたりして菌が侵入した場合、脳に影響を及ぼす可能性も。どうしても自分で鼻毛脱毛を行う場合は、入り口から5ミリ程度の、外から見える範囲のみ脱毛し、奥までワックスを入れないように注意しましょう。くしゃみが続いたり、風邪をひきやすくなったりしたら、奥までやりすぎた、と思ってよいでしょう。

 

では、危険の少ない鼻毛の処理はどんなものなのでしょうか。

それは、飛び出しそうな鼻毛のみを、ハサミで少しだけ、短くカットする、というもの。眉毛用の先が曲がったハサミや、先が丸くなった小さなハサミのほか、鼻毛専用のカッターも販売されています。鼻毛カッターは有名メーカーの人気機種でも3,000円程度。中にファンがついていて、毛が散らばらないよう吸引してくれるものもあります。

 

人気の女性用鼻毛カッターなら、化粧ポーチにも入るほど細身。外出中でも、気になったときにさっとお手入れできます。刃が直接粘膜に触れないようになっているのも安心です。また、手前の鼻毛だけしかカットできない仕組みなので、必要な毛を残すことも簡単です。

 

鼻毛処理の頻度は1週間に1回程度という人が多いというデータもありますが、恥ずかしい思いをしないための、鼻毛処理はマナーの1つ。外出前には鼻毛がでていないかをチェックすることを習慣にしてみましょう。鼻毛の伸びにくい環境にも気をつけながら、不要な部分だけ、お手入れするようにしましょう。